- 2026-07-04
留学中の生活費を節約する方法|食費・家賃・交通のコツ
この記事の結論 留学中の生活費で効くのは、金額の大きい「家賃・食費・交通費」の3つを削ることです。私は英語ゼロで1年ロン……
留学のお金を「全部現金」で持って行くのも、「カード1枚だけ」で行くのも、どちらも危険です。私は英語ゼロの状態でロンドンに1年語学留学しましたが、出発前にお金の持ち方を調べ倒し、現金・カード・送金を役割分担させたおかげで、盗難にも為替の乱高下にも大きくやられずに済みました。この記事では、実際にロンドンで生活した経験をもとに、留学のお金の持って行き方を具体的な金額感つきで解説します。
この記事の結論
留学のお金で最初に覚えるべきは、1つの手段に集中させないことです。現金だけなら落とせば終わり、カード1枚だけなら止められた瞬間に無一文です。ロンドンでは実際に、語学学校のクラスメイトが財布ごとスられて、その中に現金もカードも全部入れていたため数日間まったくお金を使えず、みんなでカンパした場面を見ました。分散していれば防げた事態です。
現金は「着いてすぐ必要なお金」と「カードが使えない少額の場面」用に絞ります。ロンドンはカード社会でほぼどこでもタッチ決済が使えましたが、それでも到着直後の交通費、SIM購入、最初の食料、そして稀に現金onlyのローカル店で必要でした。目安は5万〜10万円分。これ以上は持ち歩かず、宿のセーフティボックスなどに分けて保管します。
日々の買い物・外食・交通は、海外事務手数料が安いカードで払うのが基本です。私はデビット系と国際ブランドのクレカを併用しました。ポイントは、現地ATMでの現地通貨引き出しに強いカードを1枚持つこと。両替所に並ぶより、必要なときにATMで少しずつ下ろすほうが結局レートも手数料もマシなことが多かったです。
学費や、まとまった生活費の補充は、現金で持ち歩くのは論外です。国際送金サービス(送金アプリ)を使えば、銀行の窓口送金より圧倒的に安く、レートも良好でした。私は現地で銀行口座を開いたあと、日本の口座から送金アプリ経由でポンドを送り、生活費を補充する形を取りました。
| 手段 | 主な用途 | メリット | 注意点 | 金額の目安 |
|---|---|---|---|---|
| 現金 | 初期費用・少額決済 | どこでも確実に使える | 盗難・紛失で全損 | 5万〜10万円分 |
| 海外対応カード | 日常決済・ATM引出 | 手数料が安い・追跡可 | 止められると使えない | 2枚以上 |
| 海外送金アプリ | 学費・大きな補充 | レート良・手数料安 | 着金まで数時間〜数日 | 都度必要額 |
まずは「無料カウンセリング」から始めよう
留学は最初のエージェント選びで総額が数十万円変わります。複数のエージェントに無料で費用と学校プランを出してもらい、比較して決めるのが失敗しないコツです。
お金の持ち方でもう一つ大事なのが、失くしたときの備えです。分散して持っていても、カードを止められたり財布ごとスられたりする可能性はゼロにできません。ロンドンでクラスメイトが財布ごとスられたとき、彼女が困ったのは「カード会社の連絡先が、失くしたスマホの中にしかなかった」ことでした。紛失時の連絡先は、スマホ以外の紙とクラウドの両方に控えておくのが鉄則です。
具体的には、次の3点を出発前に準備しておくと安心です。1つ目は、各カード会社の海外紛失・盗難ダイヤルを紙にメモし、スーツケースの中など安全な場所に保管すること。2つ目は、カード番号(下4桁だけでも可)と有効期限をパスワード管理アプリなどに控えておくこと。3つ目は、予備のカードを財布とは別の場所(部屋の保管場所など)に置いておくこと。こうしておけば、メインの財布をやられても、予備カードで当面の生活を回しつつ、落ち着いてカードの停止・再発行手続きができます。
留学は数ヶ月〜1年と長丁場なので、最初の配分だけでなく「使いすぎないための管理」も重要です。私は月初に「今月使える生活費」を決め、デビットカードの残高でざっくり管理していました。デビットは口座残高以上に使えないので、使いすぎのブレーキになります。クレジットは便利な反面、感覚が麻痺しやすいので、日常はデビット、大きな買い物や予備としてクレジット、という役割分担が結果的に一番お金が貯まりました。月末に一度、何にいくら使ったかをスマホのメモで振り返るだけでも、翌月の使い方が引き締まります。生活費の相場感は生活費の記事も参考にしてください。
参考までに、私が1年間ロンドンで実際にやっていた配分を書きます。到着時に現金は約8万円分のポンドを両替して持参し、日常はデビット/クレカのタッチ決済、家賃と学費は現地口座開設後に送金アプリで補充、という形でした。現金は減ってきたら現地ATMで数万円分ずつ下ろし、両替所にはほぼ行きませんでした。両替の詳しいコツは別記事にまとめています。
まずは「無料カウンセリング」から始めよう
留学は最初のエージェント選びで総額が数十万円変わります。複数のエージェントに無料で費用と学校プランを出してもらい、比較して決めるのが失敗しないコツです。
初期費用(交通・SIM・食料など)+2〜3週間分の生活費で、目安5万〜10万円相当です。これ以上はリスクが増えるだけ。残りはカードと送金でカバーし、足りなくなったら現地ATMで下ろすのが安全かつ経済的です。
両方持つのが理想です。デビットは使いすぎ防止と残高管理に強く、クレジットは不正利用時の補償や限度額の大きさで有利。私はデビットを日常、クレジットを予備兼大きな決済に使い分けていました。カードの選び方は関連記事で詳しく解説しています。
半年以上の留学なら作る価値が大きいです。家賃引き落としや送金の受け取りが楽になります。ただし口座開設には住所証明などが必要で手順があるので、事前に流れを把握しておくとスムーズです。詳しくは銀行口座の記事を参照してください。
現在はほぼ使いません。使える店も減り、換金の手間もかかります。今はカードのタッチ決済と送金アプリが主流で、私もトラベラーズチェックは一度も使いませんでした。現金・カード・送金の3本柱で十分です。
長期留学で見落としがちなのが、滞在中に為替が動くリスクです。1年もいれば、円安・円高で生活費の実質負担が1〜2割ぶれることは珍しくありません。私がロンドンにいた間も為替は上下し、「今月は円安で日本からの送金が目減りするな」と感じる月がありました。ここで効いてくるのが、まさにお金を1つの手段・タイミングにまとめないという考え方です。全額を出発前に一括で現地通貨へ替えてしまうと、その時のレートに全財産を固定することになります。逆に、生活費を数回に分けて送金・引き出しする形にしておけば、為替は自然に平均化され、一発の読み違いで大きく損する事態を避けられます。
具体的には、学費など「金額が確定していて期限がある支払い」は、無理にレートを待たず必要なタイミングで送る。一方、日々の生活費は現地口座やカードの残高を見ながら、数万円単位でこまめに補充する。この二段構えにしておくと、「レートが悪いときに大金を動かす」最悪のパターンを構造的に防げます。さらに、予算そのものに為替変動ぶんの余裕(総額の1〜2割)をあらかじめ乗せておくと、円安に振れても慌てずに済みます。お金の持ち方は、盗難対策だけでなく為替対策としても「分散」が効く——これは1年の滞在を通じて実感したことです。両替のタイミングの考え方は留学の両替の記事で詳しく解説しています。
留学のお金は「現金・カード・送金」の3つに役割分担させ、決して1つにまとめないことが最大の安全策です。現金は最小限、日常はカード、大きな金額は送金。この形にしておけば、盗難にも為替変動にも強くなります。次は、お得な両替のタイミングとカードの選び方も合わせて確認しておきましょう。
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