- 2026-07-04
留学保険おすすめ比較|選び方と補償の見方を解説【2026年版】
結論:留学保険は「治療・救援費用が無制限に近いか」で選びます。 私は英語ゼロの状態から1年ロンドンへ語学留学した経験があ……
JASSO(独立行政法人日本学生支援機構)は、日本の学生の学びを支援する公的機関です。奨学金というと「貸与=借りて返す」イメージが強いですが、海外留学に関しては返済不要の給付型制度が用意されています。これが「海外留学支援制度」です。
この制度の大きな特徴は、返済義務がないこと、そして原則として大学などの教育機関を通じて申請する点にあります。個人が思い立って直接応募するのではなく、在籍する大学が実施・関与するプログラム(協定派遣や学位取得など)に参加することが前提になります。つまり「まず自分の大学がどんな留学プログラムを持っているか」を知ることが第一歩です。
返済不要の奨学金は、円安で費用が上振れしやすい今、費用負担を直接軽くしてくれる強力な手段です。奨学金全体の見取り図は留学奨学金のまとめもあわせてご覧ください。
海外留学支援制度は、留学の目的や期間に応じていくつかのタイプに分かれます。代表的なのは、数週間〜1年程度の「協定派遣(短期・中期)」と、学位取得を目指す「協定受入・学位取得型」です。短期の交換留学に使えるものから、大学院で学位を取るための長期支援まで、幅があります。
いずれも共通するのは、返済不要であること、そして地域区分(渡航先の物価水準など)によって支給月額が決まることです。次の表で、代表的な区分と支給額の目安を整理します。
| タイプ | 対象・期間 | 支給額の目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 協定派遣(短期) | 8日〜1年未満 | 月額6〜10万円前後 | 交換・語学研修などに使いやすい |
| 協定派遣(中長期) | 数か月〜1年 | 月額6〜10万円前後+渡航費支給あり | 単位互換の交換留学向け |
| 学位取得型(大学院) | 学位取得までの長期 | 月額の給付+授業料支援 | 海外大学院進学者向け |
基本的な対象は、日本国内の大学・大学院・短期大学・高等専門学校・専門学校などに在籍し、所属校を通じて留学する学生です。加えて、多くのプログラムで学業成績や語学力(TOEFL・IELTSなどの基準)、家計に関する要件(世帯収入の上限)が設けられています。
「大学に在籍していること」「大学のプログラム経由であること」が前提のため、社会人が個人で自由に語学留学する場合には基本的に対象外です。その場合は、後述するトビタテや民間の奨学金、あるいは費用そのものを抑える工夫が中心になります。費用を抑える方法は留学費用を抑えるコツを参考にしてください。
奨学金と留学プランをまとめて相談
「自分は制度の対象になる?」「使える奨学金は他にある?」という疑問は、留学エージェントに無料で相談できます。制度選びと学校選びを同時に進めましょう。
申請は次のステップで進むのが一般的です。まず、在籍する大学の国際交流課や留学担当窓口に、海外留学支援制度の募集があるか確認します。次に、対象となる留学プログラム(協定校への交換留学など)に申し込み、学内選考を受けます。学内で選ばれた学生が、大学を通じてJASSOに推薦・申請される流れです。
つまり、個人でJASSOに直接申し込むのではなく、大学の募集に乗るのが正しいルートです。募集時期は留学の半年〜1年前など早めに設定されることが多いため、留学を考え始めた段階で早めに窓口へ相談するのが成功のコツです。語学スコアの提出が求められることも多いので、TOEFLやIELTSの準備も並行して進めましょう。
JASSOの海外留学支援制度に加えて、官民協働のトビタテ!留学JAPANも代表的な給付型です。返済不要で、留学計画の独自性や熱意を重視する選考が特徴で、社会人・高校生など幅広い対象があります。詳しくはトビタテ留学JAPANの解説をご覧ください。また、大学独自の奨学金、地方自治体、民間財団の給付制度も多数あります。複数を併願・併用できる場合もあるので、選択肢を広げて検討しましょう。全体像は奨学金まとめに整理しています。留学全体の費用感は留学費用の相場もあわせてどうぞ。
海外留学支援制度は人気が高く、学内選考を通過する必要があります。ここで差がつくのが事前準備です。まず語学スコア。TOEFLやIELTSは受験から結果が出るまで時間がかかり、目標スコアに届くまで複数回の受験が必要になることも多いため、留学を考え始めたらすぐに学習を始めましょう。スコアは一夜漬けで上がらないので、半年〜1年前からの計画的な準備が合否を分けます。
次に、留学計画書や志望理由です。「なぜその国・その大学で学ぶ必要があるのか」「留学で何を得て、帰国後どう生かすのか」を、自分の言葉で具体的に書けるかが問われます。漠然と「英語力をつけたい」ではなく、専攻や将来のキャリアと結びついた明確な目的があると、選考で評価されやすくなります。学内の指導教員や国際交流課の担当者に早めに相談し、計画をブラッシュアップしてもらうとよいでしょう。
さらに、家計の状況を証明する書類が必要になる制度もあります。世帯収入の上限が設けられている場合、証明書類の準備に時間がかかることがあるため、募集要項を早めに確認しておきましょう。
JASSOには、今回紹介した給付型の「海外留学支援制度」とは別に、貸与型(借りて返す)の奨学金もあります。名前が似ていて混同しやすいですが、給付型は返済不要、貸与型は返済義務ありという決定的な違いがあります。海外留学支援制度は給付型なので返す必要はありませんが、留学のために別途借りる貸与奨学金を利用する場合は、卒業後の返済計画まで見据えて判断する必要があります。
費用負担を軽くする順番としては、まず給付型(返済不要)をできるだけ活用し、それでも足りない分を貸与型や自己資金で補う、という考え方が基本です。給付型は種類も窓口もさまざまなので、JASSOだけでなく、大学独自・自治体・民間財団まで幅広く探すことが、結果的にもっとも費用を抑えることにつながります。
海外留学支援制度をうまく活用するために、押さえておきたいコツを3つ紹介します。ひとつ目は「早く動く」こと。募集は留学の半年〜1年前に締め切られることが多く、語学スコアの準備も含めると、動き出しが早いほど選択肢が広がります。留学を意識した時点で、まず大学の窓口に相談するのが正解です。
ふたつ目は「複数の制度を並行して調べる」こと。JASSOの海外留学支援制度だけにこだわらず、大学独自の奨学金、トビタテ、自治体・民間財団の給付制度まで幅広く探しましょう。条件が合えば複数を組み合わせられる場合もあり、費用負担を大きく減らせます。みっつ目は「担当者を味方につける」こと。大学の国際交流課や指導教員は、過去の合格例や書類作成のコツを知っています。遠慮せず相談し、留学計画書を何度も見てもらうことで、選考通過の確率が高まります。
返済不要の給付型は、情報を早く広く集めた人ほど得をする世界です。円安で費用がふくらむ今こそ、使える制度をひとつでも多く見つけ、賢く留学費用を軽くしていきましょう。1年留学の費用感は1年留学の費用もあわせて参考にしてください。なお、給付型の奨学金を得られたとしても、留学費用の全額をまかなえるとは限りません。奨学金でカバーしきれない分は、費用そのものを抑える工夫や、就労可能な国での現地収入と組み合わせるのが現実的です。「もらえる支援を最大化しつつ、かかる費用を最小化する」という両面の作戦で臨むと、円安下でも無理なく留学を実現できます。費用を抑える具体策は格安留学の方法もあわせてご覧ください。
Q1. JASSOの海外留学支援制度は返済が必要ですか?
いいえ。海外留学支援制度は給付型で、返済は不要です。貸与型の奨学金とは別の制度です。
Q2. 社会人でも使えますか?
原則として大学などに在籍し、所属校のプログラム経由で留学する学生が対象です。社会人が個人で語学留学する場合は対象外のことが多く、トビタテや民間奨学金を検討します。
Q3. いくらもらえますか?
渡航先の地域区分に応じて月額6〜10万円前後が目安で、プログラムによっては渡航費支援もあります。金額は年度で変わるため最新の公式情報を確認してください。
Q4. どうやって申し込みますか?
在籍大学の留学・国際交流窓口を通じて申請します。個人で直接JASSOに応募するのではなく、学内選考を経て推薦される流れです。
Q5. 語学スコアは必要ですか?
多くのプログラムでTOEFLやIELTSなどの基準が設けられています。早めにスコアを準備しておくと選考で有利です。
Q6. 他の奨学金と併用できますか?
制度によります。併用可否は各奨学金の規定によるため、応募前にそれぞれの条件を確認しましょう。
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